しかし、技術が向上するにつれ、コリーはまたしても譲歩しなければならなくなったのです。この時に灯った光が、その後の彼のキャリアを大きく変えることになるとは誰も知りませんでした。
「激しいプレイをするリードギタリストになりたいって思ってたんだ。でも、それはみんなが僕に求めていたことじゃなかったんだよ。みんな僕にリズムを求めてるって気が付いたんだ。それに気が付いた途端、魔法の様に物事がうまくいく様になって、自分のサウンドもすべてあるべき場所に落ち着いたんだよ」
「そう、僕は、ギタリストとしてエゴと向き合わなければならなかったんだ」
リズムに身を任せ
それ以来、コリーはリズムギターに対する人々の考え方に革命を起こし、グループの重要なパートとして前面に押し出してきました。彼は、ファンクミュージックを十分に理解した上で、タイミングとテクスチャーを巧みに操ることで、ロックやポップス等どんなジャンルのサウンドでも人々を踊らせているのです。
コリーにとって、彼のストラトから発せられるグルーヴに対する、観客の笑顔やソーシャルメディアでの反響が、彼自身が正しい道を歩んでいることを証明してくれているのです。