LOADED WITH ATTITUDE
DUFF MCKAGAN DELUXE PRECISION BASS®
Duff McKagan Deluxe Precision Bassは、ダフ・マッケイガンが、Guns N’ Rosesの“Appetite forDestruction”のレコーディングで使用した、80年代のJazzBass Specialを元に開発されています。既存のシグネチャーベースを進化させた本モデルは、瞬時にドロップDチューニングに切り替えられるHIPSHOT®システムや繊細なEQコントロールを搭載し、ダフが要求するスタイリッシュなタッチを加えています。
HIPSHOT® BASS XTENDER
レバーのシンプルな操作で瞬時にE弦をドロップDチューニングに変えることが可能です。
PJ PICKUP CONFIGURATION
本モデルには高出力のPrecision Bass®ネックピックアップと、パンチのあるSeymour Duncan STKJ2Bシングルコイルブリッジピックアップを搭載し、あらゆる音楽ジャンルに対応するhば広いサウンド設計が可能です。
BLACK HARDWARE
ラッククロムハードウェアは控えめなプロファイルでありながらも、さりげなくロックスピリットを主張するクールなアクセントを付与します。
DROP-TUNED DESTRUCTION
80年代後期に発表されたGuns N’ Rosesのデビューアルバム“Appetite for Destruction”は3,000万枚の売り上げを達成した大ヒットアルバムとなりました。アクセル・ローズのヴォーカルとスラッシュのギターに勝るとも劣らない存在感を放っていたのが、ダフ・マッケイガンのベースプレイでした。“Sweet Child O’ Mine”、“Rocket Queen”、“Mr. Brownstone”といったヒットソングで聴けるダフのリフは、ロックミュージックにおけるベースプレイに新たな息吹を吹き込む鮮烈な印象をリスナーに残しました。
アルバムレコーディングと、それに続くワールドツアーサポートで、ダフが愛用していたのが1980s Jazz Bass Specialでした。
ダフとともにアイコニックな存在となったこのベースが、パワーアップしてDuff McKagan Deluxe Precision Bassとして生まれ変わりました。オリジナルのJazz Bassの特徴を忠実に再現しながら、Guns N’ RosesやVelvet Revolver、Jane’s Addiction、Walking Papersといったバンドのツアーで得た新しいノウハウが詰め込まれたモデルに仕上がっています。
ダフがJazz Bass Specialを初めて買ったのが、ハリウッドのサンセット大通りに店舗を構えるGuitar Centerでした。購入してすぐにお気に入りとなったこのベースは、Guns N’ Rosesにおけるキャリアで定番の機材となりました。そしてGuns N’ Rosesのギタリスト、スラッシュと結成したVelvet Revolverを始動させると、ドロップチューニングで演奏する楽曲が増えてきたのです。
そんな時、ベースレジェンドであるレジー・ハミルトンがダフに1本のベースをプレゼントしました。そのベースには、レバーをフリップすることで瞬時にドロップチューニングに変更できるHipshot Bass Xtenderというメカニズムが装着されていました。Velvet Revolverの活動の中でこの装置に慣れていったダフは、Walking Papersに加入してから本格的にHipshotを活用することになります。「Walking Papersではスタンダードチューニングの楽曲とドロップDチューニングの楽曲がほぼ半々で存在していたんだ」とダフは語ります。「頻繁にベースを持ち替えるよりも、レジーにもらったHipshotがついたベースをメインに使うようになったんだよ。ヨーロッパツアーの際は、レジーのベース1本しか持っていかなかったよ」。
「Hipshotは本当に便利だった。そして僕自身、ドロップDで演奏することに次第に慣れていったんだ」
あまりの便利さに、ダフはGuns N’ RosesのNot in This Lifetimeツアーで使用するシグネイチャーベースに、Hipshotを採用することにしました。
ダフにとって、Duff McKagan Deluxe Precision Bassは自身の成長の記録であるとともに、彼が若かりし頃に魅了された楽器の可能性と楽しさを、将来を担うベーシストたちにも知ってもらうための贈り物です。「フェンダーこそが、スタンダードの楽器だ。もし君がベーシストなら、君はフェンダーを弾くべきだ。僕はただベースという楽器を正確に弾こうとがむしゃらに頑張ってきただけだ。長くバンドをやっていると、他のメンバーとひとつのグルーヴの波に乗れる瞬間がある。その感覚は格別なもので、その経験を繰り返すことで、人はミュージシャンとして成長していくんだ。僕は50歳近くになってから、もっとベースについて知りたくなった。ベースの真髄というものを極めたくなったんだね。ベースという楽器は一生弾き続けても、常に新しい発見に出会える魅力的な楽器だよ。そんなベースの奥深さと、ベースを弾く喜びを、僕のシグネイチャーベースを通してみんなにも感じてもらえると嬉しい」。