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ギターからベースに移行するときの5つのヒント

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ギターとベースはとても似た楽器ですが、うまくギターからベースに移行する為にも知っておくべきことがあります。

エレクトリックギターとベースには、多くの類似点があります。

1つ目はどちらも弦を揺らした信号をピックアップのマグネットで拾って音を出します。2つ目は低音側の4本の弦はギター、ベースともに同じ音程にチューニングされています。

ベースは低音弦側からE-A-D-Gにチューニングされており、ギターのチューニングE-A-D-G-B-Eの低音側4本の弦と同じなのです。(実際にはベースのチューニングはギターの1オクターヴ下になります。

この様に、2つの楽器はとても似ていますが、もちろん違いもあります。この違いを認識することで、素晴らしいベーシストになる為の近道を見つけることができるでしょう。

ベースのサイズに合わせる

ベースはギターよりも弦の数が少ないですが、より低い音程でチューニングする為に、太い弦を張る必要があります。その為、ギターと比べるとより大きなボディと厚みのあるネックが必要となるのです。(その中でもより小さなベースが欲しいなら、Mustang Bass PJは良い選択になるでしょう。)

指で弾くのか、ピックで弾くのかも悩むところです。指弾きはとても一般的なベースの弾き方です。汎用性があり、直感的で、ピックよりも繊細なニュアンスを出すことができ、さらにスラップ(チョッパー)スタイルの演奏も可能です。指弾きでプレイしているアーティストには、RUSHのゲディー・リーや、Red Hot Chili Peppersのフリーなどがいます。

ピック弾きは、指弾きに比べると、よりブライトな研ぎ澄まされたトーンを出力することができます。Megadethのデヴィッド・エレフソンや、 Guns n' Rosesのダフ・マッケイガン、またポール・マッカートニーなど有名なアーテイストはピックを使用しています。

曲をサポートする練習

ギターは曲全体を通して、リズムやリードなど忙しく動きますが、それに比べてベースは落ち着いて曲を支える傾向にあります。

しかしベースの役割は、バンドにとって一番重要かも知れません。たとえシンプルな単音を基調としたプレイだったとしても、ドラムやパーカッションと一緒に曲の土台を支えることでその曲のペースを作り出します。ベースラインがシンプルでも、複雑であったとしても信頼して土台を任せられる立場でなくてはなりません。

本質的にベーシストは曲のグルーヴを生み出し、音楽に深みを与える存在なのです。

ドラマーと親密になる

リズムセクションはとても重要で、リードギタリストやヴォーカリスとがプレイしやすい土台を提供しています。ですから、ドラマーとベーシストはいつも同じポイントを見ている必要があります。ギターソロではダンスフロアで踊りたくはならないことからわかるように、人を動かすのはリズムとグルーヴであり、それがバンドの基盤となるのです。

まずはキックドラム(バスドラム)とスネアドラムと強く結びつくことから始めてみましょう。例えばキックドラムの音に4弦の3フレットのG音を合わせ、スネアドラムに1オクターブ高い2弦の5フレットのG音を合わせてみましょう。そうすることで強固なバックビートを感じることができるようになるでしょう。

歩くように

曲のコードをヒントにし、ルート音を中心に構成していくベースライン、ウォーキングベースを学んでみましょう。コードのルート音を上下に動かすことで、よりスムーズなベースラインを作ることができます。ウォーキングベースは主にブルースやジャズで使用されていましたが、現在では他のジャンルの音楽でも一般的に使われています。

ベースラインの空白を埋める短いフレーズ(フィル)

グルーヴの中フレーズを興味深くするタイミングを決めてみましょう。例えばサビに入る前のパートとかが良いでしょう。基本的には、印象的なベースラインを使い、うまく埋めることができれば、グルーヴを犠牲にすることなく、曲をより魅力的なものにします。

グルーヴを犠牲にしない為にも、拍数を必ず認識してください。また優れたフィルの最後の音は、次の小節の最初の拍で終わることが多いことも覚えておきましょう。