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ウクレレでCマイナーコードを演奏する方法

まずは、一番簡単な方法から学んでみましょう。

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Cマイナーコードは(Cmと表記します)その他の多くのマイナーコードと同じように、曲中で予期しない感情を与える響きを持っています。今回は、そのCmをウクレレでプレイする時の音階と、それを演奏するいくつかの方法を学んでみましょう。また、Cmコードを取り入れているいくつかの曲も紹介します。

Lesson : Cマイナーコードの演奏方法

ウクレレのCmは、3つの音で構成されています。

C(ド)
Eb(ミのフラット)
G(ソ)

このコードはCメジャースケールに基づいて構成されており、普通に考えるとシャープやフラットな音階はありません。でも、Cmは(とは言っても)マイナーコードなので、マイナートライアドの公式を使用します。

マイナーコードの公式とはm最初の音階(ルート)、3番目の音階のフラット、および5番目の音階を使用し、コードを作成します。ご存知の通り、Cメジャースケール(ドレミファソラシド)にフラットな音階は存在しませんが、マイナーコードの公式では、3番目の音階をフラットにしてCmコードを作成する必要があります。

マイナーコード式は、スケールの最初(ルート)、フラット3番目、および5番目のノートを取り、コードを作成します。 Cメジャースケールにはフラットノートはありませんが、マイナーコード式では、3番目のノート(E)をフラットにしてCマイナーコードを作成する必要があります。

なんとなく理解できましたでしょうか?難しい話は一旦置いておいて、ウクレレでの演奏方法を学んで実際に音を出して見みましょう。

 

実際にウクレレでCマイナーコードを演奏する

ウクレレでCmを演奏する方法はいくつかありますが、一番簡単な方法から学びます。

まず、弦の呼び方と、ウクレレのフレットボード(指板)のどこに指を置くべきかを理解する必要があります。視覚的に解るようように、チャートも見てみてください。

ウクレレのチューニングは、ウクレレを抱えた時に上からG(ソ)C(ド)E(ミ)A(ラ)となっているのが一般的です。一般的なギターと違い、上の弦が1オクターブ高いG(ソ)になっています。ギターとは異なり、一番低いトーンは下から3番目の弦のC(ド)なのです。

コードチャートでは、指板のどこに指を置くべきかを示しています。水平の線はウクレレのフレットボード(指板)を意味し、左側の数字はフレット、黒い部分にある白抜きの数字は指の番号を表しています。

O - 弦の上のマルは、弦を押さえずに、その弦を鳴らすことを意味します。

X - 弦の上のバツは、その弦を鳴らさない(または軽く押さえてミュートする)ことを意味します。
1 = 人差し指
2 = 中指
3 = 薬指
4 = 小指

 

ウクレレにおけるCmの演奏方法(3フレット上)

初心者がウクレレでCmを学ぶ一番簡単な方法は、このバージョンです。これはバレーコードといい、1から3弦の3フレットを人差し指で押さえて(4弦には触れずにオープンのまま)すべての弦を鳴らします。

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Cマイナーコードが使用されれいる曲

Cmを少しでも鳴らせるようになったら、実際に曲に合わせて鳴らしてみましょう。ここからは楽しいパートです。

Cmを使用している曲の一つ、イギリスのオルタナティヴロックバンドであるRadioheadの「Creep」を聞いてみましょう。90年代にヒットしたこの曲は、ゆっくり始まり、曲が進むにつれて壮大に変化しています。この歌は恋人に夢中になったり、遠くから愛を伝えると言った内容の曲です。(気になる方は、歌詞を検索してみてください)

その感情はとても内省的な雰囲気があります。オリジナルでは歪んだギターの音で表現していますが、ウクレレでこの曲を弾くと不思議なことに、まろやかでムードのある雰囲気になります。この曲では、G、B7、C、Cmという4つのコードが使用されています。

実際に曲を聴き、合わせて弾くことでCmが曲にどんな感情をもたらしているのか考えてみてください。