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フェンダーのウクレレに採用されている "ノータイブリッジ "

たった数分で、新しい弦に交換することができます。

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ニッケル製のギター弦は時間の経過や、摩耗、湿度などの影響で劣化していくのと同様に、実はナイロンのウクレレ弦も時間の経過と共に劣化しているんです。

ウクレレプレイヤーの中には、弦交換はとても難しい作業だと感じている人もいるでしょう。

でも、幸運なことに、フェンダーの California Coast シリーズのウクレレは、弦を結ぶ必要のない"ノータイブリッジ "を採用しており、複雑な作業なしで弦の交換が可能です。

多くのウクレレは、弦を結ぶタイプのブリッジを使用しています。このタイプのブリッジはサウンドホール側から弦を通し、輪っかを作って複雑な結び目(クラシックタイとも呼ばれます)を作ります。慣れていない人が行うと30分以上掛かる作業です。

しかし、フェンダーの California Coast シリーズのウクレレは、ブリッジにスリットが入っていて、弦交換の時間を大幅に短縮します。

そう、弦の先端に小さな結び目をつくり、エレクトリックギターのブリッジの様に留めていると考えるとわかり易いでしょう。

「これはトップロードブリッジともいいます。結び目を作る必要はありますが、ブリッジに巻きつけて、輪っかを2回作って、引き抜いてといった複雑な作業は必要ありません。一旦小さな結び目を作ったら、ほとんどのギターのブリッジと同じ様に通すだけなんです」フェンダーアコースティック商品開発部門のロドリコは語ります。

弦を交換することは、あなたのウクレレに新しい命を吹き込むための、最速で一番安価な方法です。弦を交換することでより演奏しやすく、また、より良い音を奏でることができるでしょう。

「ウクレレの弦もへたってしまうんです。そのまま演奏すると、チューニングにも影響が出て来ます。そう、あなたが小さな結び目を作ることができれば、すぐに弦を交換できるんです。そうすれば、サウンドや弾き心地もよくなるんですよ」