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パームミュートを極める3つの方法
ギターに欠かせないテクニックをマスターするためのいくつかのヒントをお教えします。
「パームミュート」とは?
鳴り続ける弦の振動を止めるプロセスが「ミュート」です。弦がブリッジにかかる部分へ、手のひら(ピッキングする手のひらの小指側の側面)を触れてみると、弦の振動が弱まります。手のひら(パーム)で、弦の振動を弱める(ミュート)ため、この方法をパームミュートと呼びます。
以下に、正しいパームミュートのやり方をマスターするための3つのヒントをお教えします。
1. スイートスポット
パームを置くポジションを変えてみると、弦のミュートのされ具合も変わってきます。よりブリッジ側に近い方へパームの位置をずらすと、だんだんミュートされなくなり、弦の鳴り方も大きくなっていきます。逆に弦に触れたパームをネック側へ移動すると、ミュートが強くかかります。音が完全に消える寸前で、少しこもったずっしりとした音になるミュートの位置が、スイートスポットです。
2. 弦への触れ方の強さ
均一にミュートするためには、ちょうどよい強さで弦に触れる必要があります。パームを強く押し当ててみたり、少しだけ触れてみたり、あらゆる強さで試してみてください。
3. ボリュームの調整
ミュートしながら弦を強くかき鳴らしたり弱めに弾いたりしながら、ボリュームも調整して、得られるサウンドを変えられます。ミュートするパームを弦へ押し当てる強さと、弦を弾く強さのバランスを取り、自分が理想とするサウンドを追究してみてください。
これら3つのヒントそれぞれが、パームミュートする上での重要な要素といえます。弾きたい曲をよく聴いて、さまざまな組み合わせや強弱等の度合いを試してみることが大切です。そして最終的には、理想的なミュートサウンドに到達することができるでしょう。パームミュートは、最もシンプルなプレイでプロフェッショナルなサウンドを聴かせるための、ダイナミックなテクニックといえます。