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ナロートール?ミディアムジャンボ?フレットサイズについて知ろう

プレイスタイルにも影響するフレットサイズの違いについて

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ギターの購入を検討中にいろいろと調べていると、「ジャンボフレット」や「ミディアムジャンボフレット」など、フレットについての記載が目につくと思います。

これらの違いは何?なぜ異なるサイズが存在するのでしょう?

まずは専門用語について知っておきましょう。フレットとは、指板に厳密な正確さで配置された細い金属の棒です。ギターを弾く際に指で押さえる指板上の部分(各フレットの間)を指しているのではないという点に注意しましょう。

フレットワイヤーと呼ばれる長いワイヤーを切って使われるフレットは、通常ニッケルシルバーと呼ばれる、実際には銀をまったく含んでいない合金で作られています。表面の丸みを帯びた部分は「クラウン」(または「ビード」)と呼ばれ、その下に伸びる両側にかかりのついた細い部分を「タン」と呼びます。ギターのネックの幅に合わせてカットされたフレットは、あらかじめ指板上に彫られているスロットに埋め込まれます。クラウンはスロット全体をカバーするのに対し、タンはスロットよりも若干短くなっています。フレットは接着剤で固定されるケースが大半で、スロットの両端に付いたかかりはその安定性を向上させています。

フレットの構造を理解した上で、フレットサイズに記載されている幅と高さはクラウンの寸法に基づいていることを覚えておきましょう。

カリフォルニアに拠点を置くフレットワイヤーの大手メーカー、Dunlop Manufacturing Inc.は5種類のフレットサイズを主に扱っています。以下のリストにはそれぞれ商品番号、名称(該当する場合のみ)、クラウンの幅と高さが記されています。

  • 6230:フェンダーの楽器に採用されている中で最小のモデル (.078″ x .043″)
  • 6150:ヴィンテージジャンボ/幅は広めだが6230よりも低い (.102″ x .042″)
  • 6105:ナロートール/近年主流のモデル (.090″ x .055″)
  • 6100:ジャンボ/現行のフレットワイヤーの中で最も大きい (.110″ x .055″)
  • 6130:ミディアムジャンボ (.106″ x .036″).

どのサイズを選ぶかは好み次第ですが、フレットサイズはプレイスタイルに影響することを覚えておきましょう。弦を押さえる指がしっかりと指板に触れるようにしたいのであれば、高さが低めの6130、6150、または6230がいいでしょう。より軽い力で弦を押さえることができる6100(ジャンボ)は弾きやすく、サステインやトーン、そしてチョーキングの面でも優れていますが、弦を押さえる指が指板にまったく触れないため、小さなフレットに慣れているプレーヤーは、最初のうちは違和感を覚えるかもしれません。