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ピッキングでトーンにバリエーションを出す方法
シンプルなテクニックでサウンドをカラフルに
“Timbre”とは、サウンドのいわゆる音色を指す言葉です。音色を調整するにはさまざまな方法がありますが、ギターサウンドの音色に最も影響するのは、ピッキングだといえます。では、具体的にはどうしたらよいでしょうか?
ブリッジピッキングと呼ばれるテクニックを使って、音色の変化を試してみましょう。
- 1. まず、左手(左利きの場合は右手)で単音またはコードを押さえます。
- 2. 次にピックで、フレットを押さえた手からできるだけ遠い(ブリッジに近い)位置で弦を弾きます。
- 3. 単音またはコードを弾き続けながら、弦を弾くピッキングの位置を徐々にネックの方へ近づけてみてください。
いかがでしょうか?
ブリッジに近い位置で弾くほど、より明るいトーンが得られたと思います。低音部は抑えられ、高音部が強調されます。逆に、ブリッジから遠いネックに近い位置でのピッキングは、よりダークなサウンドになります。低音部が強調され、高音部が抑制されます。
多くの音色を出せるギターは、とても表現豊かな楽器です。音色の変化は、弦を弾く位置だけで得られるものではありません。ギターのピックアップセレクターやアンプのセッティングを調整することでも、さまざまに変化します。もちろん、ペダルやプリセットの組み合わせによっても、無限に近いエフェクトやトーンを表現できます。音色を変えるさまざまな方法を学ぶことで、ギターの持つポテンシャルをフルに引き出すことができ、より表現豊かにプレイすることができるのです。