#FenderNews / バイフレックストラスロッドとは? そのしくみは?
バイフレックストラスロッドとは? そのしくみは?
フェンダーの革新的なトラスロッドシステムの裏側に迫る
バイフレックストラスロッドとは何でしょう? またその役割は?
全てのフェンダーギターに採用されているのでしょうか?
フェンダーベースにも使われていますか?
バイフレックストラスロッドとは?
トラスロッドシステムの特別な形状のひとつで、順反り、逆反りの両方に対応可能なトラスロッドです。1980年代初頭、フェンダーによって初めて開発/採用されました。以来、比較的少数のエレクトリックギターに使用されてきました。現行モデルではAmerican Professionalシリーズに採用されています。
バイフレックストラスロッドの役割は?
トラスロッドが登場してから数十年が経ちます。1900年代初頭にスチール製のギター弦が登場してからは特に多く使用されています。スチール弦は、ナイロン弦やガット弦と比較し、木製ネックに対してより大きな反りの力を与えます。トラスロッドは、ネックが反ろうとする大きな力に対し、機械的に作り出した反作用の力で抵抗します。
ほとんどのエレクトリックギターには、シングルアクショントラスロッドと呼ばれるものが採用されています。シングルアクショントラスロッドは、ネックの中心部に縦方向に掘られた溝に沿って、1本のロッドが組み込まれた構造です。
ロッドはネックの一方の端に固定され、反対の端には調整のためのメカニズムが組み込まれています。通常は、ドライバーや六角レンチを使用して調整可能なナットが付いています。