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ギターでAのコードを弾く方法
Aメジャーコードは、ギターの演奏で最も一般的に使用されるコードの一つで、あらゆるスタイルの、様々な曲で使用されています。まず、このコードの押さえ方を学ぶ必要があるでしょう。
Aメジャーのコードを使用している曲の一例としては、U2の「Desire」、Coldplayの「Yellow」、R.E.Mの「Everybody Hurts」などがあります。(もちろん他にも数え切れない程の曲で使用されてます。)
ここでは、Aメジャーコードの演奏方法と、そのバリエーション、加えて習得する為の幾つかのヒントを記載していきます。
Aメジャーコードの演奏方法
下記は一般的なAメジャーコード(オープンポジション)での演奏方法です。
- ■ 人差指で4弦(D弦)の2フレットを押さえる
- ■ 中指で3弦(G弦)の2フレットを押さえる
- ■ 薬指で2弦(B弦)の2フレットを押さえる
そして5弦(A弦)から下の弦をすべて鳴らします。最も低い6弦(E弦)は音を鳴らさない唯一の弦ですが、最初のうちは鳴ってしまっても心配しないでください。(E音は、Aメジャーコードの一部なので、なってしまったとしても変な響きにはなりません。)練習しているうちに、5本の弦のみをうまく鳴らせるようになるでしょう。
Aメジャーコードの演奏:コツとトラブルシューティング
まず、ほどんどのプレイヤーが抱える問題は、Aコードを押さえるとき、1つのフレット範囲内を3本の指で押さえることです。コツとしては、指を弦に対して垂直に、指全体ではなく指先だけが指板に触れるように意識してみましょう。そうすることで綺麗な和音を鳴らすことができるでしょう。
Aメジャーコードのバリエーション
上記の一般的なAメジャーコード(オープンポジション)以外にもAコードを演奏する方法があります。どれが正しいと言う訳ではなく、様々なバリエーションがあると理解してください。ギターのサイズ、ネックのサイズなど様々な環境によって、自分で一番弾きやすいポジションを見つけてみてください。
もう少し簡単に押さえることもできます。それは人差指だけを使った方法です。
- ■ 人差指で4弦(D弦)の2フレットを押さえる
- ■ 人差指で3弦(G弦)の2フレットを押さえる
- ■ 人差指で2弦(B弦)の2フレットを押さえる
また、ネックを握りこむことで、親指を使い最も低い6弦(E弦)をミュートすることも可能です。
バレーコード
バレーコードを使ってAメジャーコードを弾くこともできます。「バレーコード」という響きは、余分な指の力とスタミナを使用する為、多くのギタリストに恐怖を与えていますが、(最も有名な恐怖は、Fコードでしょう)一旦身につけてしまえば、とても便利なツールになりますので、この機会に習得するとよいでしょう。
バレーコードでAメジャーを弾く場合には5フレットから始めます。
- ■ 人差指で6弦(D弦)の5フレットを押さえる
- ■ 薬指で5弦(A弦)の7フレットを押さえる
- ■ 小指で4弦(D弦)の7フレットを押さえる
- ■ 中指で3弦(G弦)の6フレットを押さえる
- ■ 人差指で2弦(B弦)の5フレットを押さえる
- ■ 人差指で1弦(E弦)の5フレットを押さえる
そして、すべての弦を鳴らします。あなたがこのバレーコードを習得したなら、ポジション移動だけで、他の12和音の弾き方も習得したことになります。
Aメジャーコードは、ギター演奏における主要なコードの一つです。まず、あなたのレパートリーに追加しましょう。そのあと、Dコード、Eコードも習得し、3つのコードを使って演奏してみましょう。この3つのコードの関係性が、様々な曲を生み出していることも理解できるようになるでしょう。
Aメジャーコードという、ギター音楽で最も重要且つ、一般的なコードを習得し、新しい世界が広がりました。少しずつ、確実にコードを習得して、よりギターの演奏を楽しみましょう。