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ギターでBm7コードを弾く方法
今回は"Bマイナー7th"の演奏方法を学びましょう。
Bm7コード(Bマイナー7thと表記されることもあります)は、独特な響きを持ったコードです。このコードは標準的なBマイナーコードの構成に7thノートを加えたものです。これによりBマイナーよりも印象的な感覚を与えます。Bm7はロックやポップスでも頻繁に使われているので、是非この機会の学んでみましょう。
今回は、Bm7の2つの弾き方と、実際にこのコードを使用している曲をいくつかご紹介します。
ギターでBm7コードを弾く方法
Bm7コードは4つの音で構成されています。
B
D
F#
A
様々なコードを学んでいると、マイナーコードと、メジャーコードについての公式を目にすることがあるでしょう。Bm7の様な7thコードは、通常の公式に短7度を加えたものになっています。短7度を加えることで、ダークで寂しげなBマイナーが、高揚した響きに変化するのです。構造を説明すると、Bm7は、(B)のルート音に、短3度(D)、完全5度(F#)、短7度(A)で構成されています。
難しい話をしてしまいましたが、簡単に言うとB、D、F#、Aを組み合わせて弾くだけでBm7が完成するんです。
Bm7のオープンコードポジション
Bm7の構成について少し理解ができましたでしょうか。ここからは2つの弾き方をご紹介します。まず初めに、Bm7をスタンダードチューニングのオープンポジションで弾いてみましょう。オープンポジションで弾くと、いくつかの弦は押さえずに鳴らすことができます。
- ■ 人差指で5弦(A弦)の2フレットを押さえる
- ■ 中指で3弦(G弦)の3フレットを押さえる
- ■ 薬指で1弦(E弦)の2フレットを押さえる
5弦(A弦)から1弦(E弦)までを鳴らしてみましょう。このオープンポジションでの演奏では、4弦(D弦)と2弦(B弦)を綺麗に鳴らすこともポイントとなってきます。他の弦を押さえている指が当たって音がミュートされてしまわないように注意しましょう。
Bm7のセカンドポジション
セカンドボジションでBm7を演奏するには、下記の様に押さえます。
- ■ 人差指で5弦(A弦)、3弦(G弦)、1弦(E弦)の2フレットを押さえる
- ■ 中指で2弦(B弦)の3フレットを押さえる
- ■ 薬指で4弦(D弦)の4フレットを押さえる
Bm7を使った曲
Bm7の特徴的な響きは、様々な曲で使用されています。ここではBm7を使った曲の中から、全く異なった印象の2曲をご紹介します。
歌うカーボーイと称されたジーン・オートリーのホリデークラシック"Frosty the Snowman "は、1950年にレコーディングされた曲ですが、今でも不幸の名作として多くの人に親しまれています。雪だるまが生き返るこの曲の物語と、曲のブリッジで効果的に使われているBm7の響きがとてもマッチしています。
もう一曲はブッチ・ウォーカーが2014年にリリースした"Chrissie Hynde"です。The Pretendersのリードシンガーに寄せられたこの曲では、コーラス部分にBm7を使うことで、懐かしさと憧れの感情を生み出しています。