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モデリングアンプを使うことの利点
何年もの間、チューブアンプとソリッドステートアンプのどちらが優れているかという議論がなされてきました。しかし、モデリングアンプの登場で、その議論もすこし変化してきています。
チューブアンプとソリッドステートアンプの基本的な違いは、ソリッドステートアンプは真空管を使わずに(半導体を使った回路で)入力された信号を増幅することにあります。
モデリングアンプはさらに一歩進んでいて、様々なアンプやエフェクトのサウンドを再現することができるデジタルプロセッサを搭載しています。
なぜモデリングアンプは優れているのでしょうか?ここにいくつかの肯定的な意見を紹介します。
モデリングアンプはとても軽量です。
モデリングアンプはコンピュータとチップをベースにしている為、非常に軽く、容易に持ち運ぶことができます。 Mustang GT 40は約6.5kgですし、Champion 50XLは約8.5kgとチューブアンプに比べて軽量です。
ライブを行ってるミュージシャン、特に曲毎にいくつかのトーンを切り替える場合には、モデリングアンプを使用することで、巨大なペダルボードを持ち込む必要もなくなるでしょう。
モデリングアンプは信頼できます。
チューブアンプに使用されている真空管は、電球似た形状で、運搬方法によっては壊れてしまうことがあります。また、時間が経つにつれて多少なりとも劣化していきます。アンプ開発部門のリック・ヘインズも「真空管は気候、使用年数、使用方法などでサウンドが変化していきます。」と語っています。しかし、デジタルアンプはあなたが設定したサウンドを瞬時に出力することができるんです。
モデリングアンプは多用途に使用できます。
モデリングアンプはオプションを豊富に用意しています。Mustang GT 40が数多くのプリセットや、可能性を秘めていることからも解るでしょう。また、Mustang GTシリーズのアンプはBluetoothとWiFiを搭載しているので、新しい機能やファームウエアのアップデートを受け取ることができます。あわせてFender TONEアプリを使用することで、様々なアンプタイプやエフェクトを自在に操ることができ。アーティストの作成したプリセットもダウンロードして使用することが可能です。
Champion 50XLには、4種類(コンプレッサー, オーバードライブ, ディストーション, オクターヴァー)の"stompbox"エフェクトが搭載されており、12種類のアンプと組み合わせることで多彩なサウンドを出力することができます。もちろん、リバーヴ、ディレイ、ビブラートなどのクラシックな空間系エフェクトも用意されています。
チューブアンプ以外をプレイすることを敬遠するプレイヤーいることも事実ですが、現在のデジタルアンプには優れたものが沢山あることも事実です。ぜひ、Champion 50XLやMustang GTシリーズを実際に試してみて、そのポテンシャルを感じ取ってください。