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ペダルとアンプを繋ぐヒント
多くのギタリストは、自分のサウンドを見つけ出すために、様々な種類のエフェクトを使用しています。 最初は、少し歪みを加えるためにディストーションから、または音に深みを出すためにリバーヴをから使い始めるかもしれません。
しかし、しばらくすると、色々なサウンドを試したくなり、多くのエフェクトペダルを使い始めるでしょう。 数多くペダルを繋ぐと、アンプのセッティングや、エフェクトペダルを繋ぐ順番もサウンドを決める重要な要素になってきます。
明確な決まりはありませんし、驚く様な素晴らしいサウンドは、規則を破ることから生まれることも多々あります。
とは言っても、アンプとエフェクトの関係については、一般的な考え方があり、それを知っておくことは必要でしょう。 下記のメモを参考にしてみてください。
実際、ベーシストが理想的なモデリングアンプを見つけるために知っておかなければいけないことは?下記にその手助けとなる様な解答を記載していきます。
歪み系エフェクト
これらはサウンドを変化させるというよりも、歪みを追加します。(ディストーション、プリアンプ、コンプレッサーなども含みます) 歪み系の機器は、信号に多くの高調波成分を追加するため、これらの後に接続されたエフェクト効果がより強く聞こえます。
ワウペダルは、様々な効果を得ることができるアクティヴイコライザー回路の一種です。通常ワウペダルは、歪み系エフェクトの後に配置されることが多いですが、ジミ・ヘンドリックスはディストーションの前にワウペダルを配置しています。
モジュレーション系
これらのエフェクトは、基本的にあなたが作ったサウンドに、時間を操作したものを組み合わせたものです。(ディレイ、フランジャー、ピッチシフター、コーラスも含みます)最もカラフルで、効果的なエフェクトの一つであるモジュレーションは、アンプのプリアンプとパワーアンプの間にエフェクトループを使用して配置するのが最善の方法です。
リバーヴ
リバーヴは、ディレイに比べより自然なエコー効果を生み出します。通常はエフェクトの最後に配置されますが、前に配置することで様々なリバーヴのかかったサウンドに様々なエフェクトを掛けることができます。(1980年代に普及したゲートリバーヴを使ったスネアサウンドが良い例でしょう。)
その他のエフェクト
すべてのエフェクトが、上記のカテゴリに収まるわけではありません。その他のエフェクトにもお勧めの順番があります。 フェイザーやフランジャーは歪み系エフェクトの後、リバーヴの前に配置するのが良いでしょう。オクターバーやピッチシフターはモジュレーション系の側に配置すると良いでしょう。また、エキサイターはサウンドをより画期的にする効果があるので、リバーヴの直前が最適でしょう。ノイズゲートもリバーヴの前が効果的です。(前述のゲートリバーヴ効果を狙うのであれば、リバーヴの後に追加します)
イコライザー
通常イコライザーは、周波数全体ではなく、一部だけをブーストします。イコライザー自体は信号の全体的なサウンドを変化させないので、状況に応じてどこに配置しても問題ありません。
これらはあくまでも一つのガイドラインであり、規則ではありません。あなたのクリエイティヴィティを発揮し、いろいろと実験しながら、あなたの求めるサウンドに近づけてみてください。