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トラヴィスピッキング
フィンガーピッキングの代表的なテクニックである、トラヴィスピッキングの基本を学びましょう。
トラヴィスピッキングは、ギタリストに人気のあるフィンガーピッキングのテクニックの一つです。その名前は、アメリカのカントリーシンガー、ソングライターであるギタリストのマール・トラヴィスに由来しています。このピッキングテクニックは、様々なスタイルの音楽で使用されていますが、基本コンセプトはとてもシンプルで、親指を使ってベース音を鳴らしながらビートを刻み、同時に人差し指や中指で高い音を組み合わせるテクニックです。
この演奏方法は、ビギナーがフィンガーピッキングを学ぶのに最適でしょう。これをマスターしておけば、将来的にもっと複雑なフィンガーピッキングを学ぶ際にも必ず役に立ちます。それではトラヴィスピッキングの基本レッスンを始めましょう。
まずは、下記のビデオを見てください。インストラクターのニッキが、トラヴィスピッキングの基本をレクチャーします。
ビデオにあったように、まずは親指でビートを刻むことから始めます。下記のタブ譜を見ながらニッキと一緒に演奏してみましょう。今回はCメジャーコードで説明します。左手はCメジャーコードを押さえる時と同じです。
親指で5弦と4弦を交互に弾きます。
ここまでは簡単にできましたか?親指でビートを刻めるようになったら、今度は中指も使ってみましょう。この2本の指を使ったテクニックでは、先ほどのプレイの間に中指で2弦を追加します。
コツが掴めたら、今度は人差し指も追加してみましょう。これで3本の指を使うことになります。人差し指では3弦を弾きます。
トラヴィスピッキングのエクササイズ
トラヴィスピッキングの基本を学んだところで、指先の器用さを身に付けるためにエクササイズをやってみましょう。今度はCメジャーコードとAマイナーコードを切り替えながら上記と同じトラヴィスピッキングのパターンでプレイしてみましょう。
悪い癖をつけないように、ゆっくりと確実にできるように練習しましょう。完璧に弾けるようになってからスピードを徐々に上げていってください。
最後にリアのプレイも紹介します。これはフェンダーのインスタグラムで展開している"Technique of the Week"でも紹介したものです。彼女は今回説明したコンセプトを拡張し、より高度なプレイを実演してくれています。親指は低音弦を弾いていますが、人差し指と中指を交互に使うことで、より複雑でメロディックなフレーズも演奏することができるのです。ビデオを見て、是非チャレンジして見てください。また、リアは、フィンガーピッキングのインスピレーションの源として、エリザベス・コットンのプレイを上げています。彼女はアメリカのフォークミュージックの中で最も影響力のあるギタリストの一人です。フィンガーピッキングを追求するのであれば、是非彼女のプレイもチェックして見てください。