カスタムされ、酷使されてきたストラマーの1966年製テレキャスターは、アーティスト本人と同様、唯一無二であり、Fender Custom Shopがこの象徴的な楽器を細部に至るまで忠実に再現しました。シニアマスタービルダーであるポール・ウォーラーは、全ての傷跡、引っかき傷、使用感まで再現するため、休むことなく作業しました。これには、ジョーがギターに貼ったボロボロのステッカーや、テープで貼られた手書きのセットリストなどのディテールも含まれています。
ジョーのテレキャスターについてより興味深かったのは、何年もの激しい演奏と何百回ものショーで消耗したボディそのものでした。
「塗装だけでなく、木材も摩耗している。だから、エルボー部のボディラジアスがほとんどストラトのラジアスに変わってしまっているんだ。有名なテレキャスターで、木材がこれほど摩耗しているものはほとんど見たことがないよ。」とポールは言います。