#FenderNews / 新しく更新されたMustang GT 2.0に追加されたアンプ、エフェクト、機能とは?
新しく更新されたMustang GT 2.0に追加されたアンプ、エフェクト、機能とは?
Mustang GTをアップデートして、あなたの創造性を解放しよう。
2017年に発表されたMustang GTは、世界初のWi-Fi搭載デジタルアンプとして注目を浴びました。また、このアンプの登場により、様々なアンプタイプやエフェクトをプリセットすることで、ギタリスト達は、今までにない創造性を手に入れることができる様になりました。
アーティストだけでなく、一般のプレイヤーも、 Fender Toneアプリを使用することで、より簡単にプリセットを作成することができる様になったのです。
Behind the scenes of Mustang GT 2.0 Update
それは、Mustang GTの開発時とほぼ同じ作業でした。
フェンダーは、新しいアイコン、より解りやすくなったメニュー、見やすくなったチューナーを含む、新しいファームウエア「Mustang GT 2.0」を発表しました。このアップデートには幾つかの新しいエフェクトも追加されています。もちろん、今まで以上により視覚的にサウンドの調整を行うことができる様になっています。
「新製品ではないですが、とてもエキサイティングな製品です」開発を担当したシェーン・ニコラスは語ります。「我々は、操作性、サウンド、アンプモデル、エフェクトなど様々な機能をアップデートしました」
既にMustang GTを持っている人も、ファームウエアをアップデートすることで、3つのエレクトリックアンプ、1つのスタジオクオリティのチューブプリアンプ、より見やすくなったチューナー、幾つかの新しい歪み系エフェクトや空間系エフェクトなどを追加することができます。
このアップデートの為、シェーンを始め、フェンターのアンプ開発担当者たちは、モデリングの基となる実際のアンプを使用しました。
「アンプをモデリングする時には、モデリングアンプが実際のアンプと同じサウンドになっているかどうか、段階を経て確認をします」エンジニアのブラッドは続けます。「すべての電圧で同じ動きをしているかも確認しています。もちろん出力もです。そのアンプのあるべきサウンドになっているかが重要なのです」
また、モデリングする時には、Mustang GT 2.0も全体のアップデートもきちんと理解しなくてはいけません。ショーンは、そのアンプの持つ時代背景や精神的なものも重要であると指摘しています。
「同僚だけではなく、友人にもヴィンテージのフェンダーアンプや、その他の英国製のアンプを持ち込んでもらい、そのサウンドを検証しました。技術やハードウエアの性能だけではなく、そのアンプから生まれた音楽についても話をするんです。」
アンプ部門のマネージャー、リック・ヘインズは、追加されたエフェクトのサウンドだけではなく、プリセットストレージと、 Fender Toneクラウドに保存されたプリセットを瞬時に呼び出せる機能(バックアップと復元)は、プレイヤーにとってとても役に立つ機能だと考えています。
「古いタイプのハードロックギタリストの私にとって、今回追加されたハイゲインのエフェクトは、とても満足のいくもので、最も興奮していることの一つです。BR-100のサウンドはとても素晴らしく、Bassbreaker 15との組み合わせが最高だと思います。また、Mythical Overdriveとクリーンなフェンダーアンプとの組み合わせもとても素晴らしいですね」
「また、バックアップと復元を使用することで、すべてがクラウドに保存されているので、世界中どこででも同じプリセットを使用できることはとても素晴らしい体験だと思います」
クラシックなフェンダーアンプから、ハイゲインなコンテンポラリーアンプサウンド。そして新しいエフェクトも加わったこのMustang GT 2.0は、あなたの創造性と、サウンドメイキングの可能性を大きく広げるでしょう。