#FenderNews / フェンダーアコースティックの魅力に迫る vol.1

フェンダーアコースティックの魅力に迫る vol.1

Fender Acoustics

フェンダーアコースティックギターの歴史は1960年代にまで遡ります。ストラトキャスターやテレキャスターなど、大きな成功を収めたモデルで培ったノウハウを反映させたモデル群は、伝統的な外観のモデルから野心的なデザインを取り入れたモデルまで、既成の枠に捉われない多彩なバリエーションが存在します。そんなフェンダーアコースティックの世界に触れるべく、代表的なシリーズを紹介します。第1回目はフェンダーアコースティックのラインナップの概略を見ていきましょう。


Fender Acoustics

Classic Design Series
伝統的スタイルの由緒正しきライン

クラシカルなシェイプのアコースティックギターを、リーズナブルな価格で実現したのが「クラシックデザインシリーズ」です。豊かな音量が身上の大型ボディ“ドレッドノート”を採用した「CD」。繊細な音色は特にフィンガーピッキングで真価を発揮する、コンサートサイズの「CC」。一般的なアコースティックギターと同様の弦幅を採用することで、手に馴染むような弾き心地を実現するクラシックギターの「CN」といった定番のモデル/シェイプに加え、オーディトリアムボディをダウンスケールした独自ボディ“トラベル”を採用し、高いプレイアビリティと気軽に持ち運べる利便性を実現した「CT」。ブルースなどにも馴染みが深い、コンパクトなパーラーボディを採用した「CP」。ボディのすべてにマホガニーを採用することで温かなトーンを生み出す「All-Mahogany」といった個性溢れるモデルまで、幅広いラインアップになっています。

Classic Design Seriesを見る


Fender Acoustics

California Series
西海岸の匂い漂う個性派シリーズ

カリフォルニアはレオ・フェンダーが初めてラジオサービスを開業した地であり、また様々な音楽やファッションが発祥した場所でもあります。そんな原点とも言える場所をシリーズ名に冠した「カリフォルニアシリーズ」は、フェンダーアコースティックの伝統と西海岸のスピリットが融合した創造性豊かなラインアップが揃っています。その代名詞と言えるのが「Sonoran™ SCE」です。ドレッドノートボディに、フェンダーのトレードマークであるヘッドストック、南カリフォルニアの雰囲気が漂う鮮やかなフィニッシュを採用。「Sonoran™ SCE」の4分の3スケールの「Sonoran Mini」もラインナップしています。

California Seriesを見る
Fender Acoustics

T-Bucket™
バンドで映える、ロックテイスト溢れるシリーズ

T-Bucketシリーズは他のフェンダーアコースティックシリーズの中でも、ロックテイスト溢れるサウンドとデザインが特徴。カラーもスモーキーなカラーやワインレッドを思わせる大人なデザインまで、スパイスの効いた仕上がりになっています。サウンドはパワフルでフェンダーらしい煌びやかさがあり、バンドサウンドでも埋もれることなく存在感を発揮します。ボディトップに貼られたフレイムメイプル材が上質さも醸し出しています。

T-Bucket™を見る
Fender Acoustics

Paramount Series
極上のマテリアルと最新鋭のテクノロジーが融合

“最高位”という意味が指す通り、フェンダーアコースティックの高品質ラインに君臨するのが「パラマウントシリーズ」です。ボディはすべて上質な単板を使用しており、無駄な装飾を排除しながらチェッカーボードバインディング、ロゼット、アバロン/パールインレイといった1960年代のクラシカルな外観を採用しています。ボディシェイプはドレッドノート(PM-1)、パーラー(PM-2)、トリプル0(PM-3)の3種類で、さらにオールボディにマホガニー単板を採用した「Standard」、オールボディにイーストインディアンローズウッド単板を採用した「Deluxe」、オールマホガニー単板ボディの「All-Mahogany」などのバリエーションが存在します。

Paramount Seriesを見る