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フェンダーアコースティックの魅力に迫る vol.2
フェンダーアコースティックギターの歴史は1960年代にまで遡ります。ストラトキャスターやテレキャスターなど、大きな成功を収めたモデルで培ったノウハウを反映させたモデル群は、伝統的な外観のモデルから野心的なデザインを取り入れたモデルまで、既成の枠に捉われない多彩なバリエーションが存在します。そんなフェンダーアコースティックの世界に触れるべく、代表的なシリーズを紹介します。2回目はフェンダーアコースティックの中でも高品質ラインに君臨する「Paramountシリーズ」のマテリアルについて紐解いていきます。
BODY SHAPE
Paramountシリーズには、ドレッドノート/トリプルオー/パーラーという3つのボディシェイプが用意されています。イギリス海軍が誇っていた世界最大の戦艦“ドレッドノート号”にちなんで名付けられたドレッドノートは、大型ボディから放たれる豊かな音量が特徴で、特にストロークが主体のプレイヤーから支持を得ています。ドレッドノートよりも小柄で、くびれが印象的なのがトリプルオーです。ストロークや指弾きのどちらにも柔軟に対応し、低音域から高音域まで非常にバランスに優れた繊細なトーンを奏でます。ドレッドノートやトリプルオーより小柄なパーラーは、この中ではもっとも歴史が古く、元々は貴婦人がお茶を飲みながら来客をもてなすためにつま弾く楽器でした。抱えやすいシェイプで、繊細かつきらびやかな音色が魅力と言えるでしょう。
単板ボディ
Paramountシリーズのボディサイド&バックには、良質な単板ローズウッドまたはマホガニーを使用しています。複数の木材を貼り合わせた合板と比べ、一枚板の単板はボディの振動効率を上げ、木材本来の鳴りを実現。弦の振動をスムーズにボディ全体に伝えるため、音量が豊かになるだけでなくトーンも上質に。「Standard」はボディのサイド&バックにマホガニー単板を使用。「All-Mahogany」はボディのすべてにマホガニー単板を使用。「Limited Adirondack」はボディトップにAAグレードのアディロンダック単板、サイド&バックにローズウッド単板を使用しています。
装飾
無駄を省いたシンプルな外観ながら、1960年代のモデルにインスパイアされた伝統的なデザインを採用しているParamountシリーズ。アールデコのデザインにインスパイアされたチェッカーボードバインディングで伝統的な美しさを追求し、アバロン/マザーオブパールによる“コンサートトーン”と呼ばれる指板インレイ(「Standard」を除く)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した美術運動“アートヌーボー”を想起させるデザインで芸術性を高めています。また、ペグはヴィンテージタイプのニッケル製オープンギアを使用しています。
プリアンプ
電気系統を司るプリアンブ部には、フェンダーとフィッシュマンが共同会開発したPMプリアンプを採用しています。(All-Mahoganyモデルを除く)Paramountシリーズのためにデザインされたこのプリアンプには、ベース/トレブル、ボリュームの操作に加え、フェーズスイッチとチューナーを装備しています。チューナーはバックライト付きのため、ステージなど暗い場所でも高い視認性を誇ります。簡潔ながら使い勝手のいい構成で、機能性だけでなく古き良きラジオのツマミをモチーフにしたデザインも魅力です。
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Paramount使用アーティスト
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